2018.02.25
第26回お米マイスター全国ネットワーク会議
大阪で開催されたお米マイスター全国ネットワーク会議に参加してきました。今回の講習は①北陸3県の米づくりと②現代家庭の食卓~まだ要るの?ご飯とみそ汁~の2項目と、各産地の生産者交流会として展示商談会がありました。②の講習会は特に印象深かった講習でした。大正大学客員教授の岩村暢子先生が各家庭の食事の様子を細かく研究した結果を基にお話しされました。今の55歳代以下の夫婦の家庭では家族が同じ時間に同じものをたべることはまずないとのことでした。そして家族それぞれで食べるものも違い、子供が好きだからと朝ごはんはケーキという例もあるようです。お父さんは朝ごはん抜きで出勤。子供はパンの流し込み食事。夕食もおかずがヤキソバやたこ焼きやカップラーメンの炭水化物の主食積み重ね型。一汁三菜の食事とは程遠い現実が広がっているようです。米屋として「朝食はパンですか?ご飯ですか?」などと質問するのはもう的違いな時代になっているようです。米屋として食事をどう提案していく事が出来るか?課題の残る講習でした。